
一般財団法人日本青年館
月刊誌「社会教育」
近藤編集長 メッセージ
11月号の「今月のことば」は、横田 希さん(京セラ株式会社通信ビジネスソリューション研究開発部事業開発推進部責任者)に「デジタル技術を社会に生かす—社会教育におけるICT導入の意義と新たな可能性」を寄稿。デジタル技術開発者の視点から社会教育にどのようなことができるのか提言をいただきました。 特集1は「高齢者のデジタルリテラシー」です。 高齢者のデジタルライフをライフワークとして研究してきた吉田敦也さん(放送大学客員教授)。「21世紀型生涯学習としてのオクトーバー・ラーニング」を寄稿(本誌2005年10月号)、「シニアがネットで協力―とこでも竹とんぼ教室を!」:略称「どこ竹」(どこでも竹とんぼをつくり、こどもたちにそのワザを伝える)がインターネット活用教育実践コンクール(第6回2005年度:文部科学大臣賞を受賞)などを側面支援してきた活動を通じた成果を今回「高齢者のデジタルリテラシー」として寄稿しています。生成AIを活用して「シニア世代のデジタルライフ」を4コマ漫画で表現しました。第一話「便利に、お得に、楽しく」、第二話「できた体験」から始める、第三話デジタルリテラシー、第四話ワイズなデジタルライフのデザイン、と話が展開していきます。 特集2は注目!「シェア型図書館・書店」「zine現象」です。 いとう啓子さん(本誌で長年ライターとして記事を執筆)が「“本・冊子”は人をつなぐ~小冊子zine(ジーン)、独立系書店など、新しい潮流から~」を取材し報告しています。棚シェア図書館「みんとしょ」、独立系書店が生まれる、棚シェア型書店・図書館の特徴、ひとり出版社が増える、人をつなげるツールになる若者に人気のzine(ジーン)、個から発信したまちづくりの可能性、未来へ書き残すことの意味など多くの現場取材から構成されています。 続いて坪内 一さん(千代田区立千代田図書館サービスプロデューサー)が「読書会」を通じた本を通じた人と人のつながりについて、出版文化の危機をどう超えていくかをテーマとしたセミナーの様子を紹介しています。 ほかに隔月連載「哲学対話」では「仕事と人生 折り合いはつくの?」をテーマに生き方、働き方について「仕事」と「稼ぎ」の視点から対話していきます。また、連載「発想する!授業」では「AIで自宅学習が増えれば、公民館利用は減りますか?」と生成AIによる自己学習と人とつながるとはどういう感覚なのかを深めていきます。 学びの秋、11月はデジタルと紙のメディアを学びの道具として上手に活用する方法を考えてみませんか。
【読者交流会のお知らせ】
ゲスト:坪内 一さん
千代田区立千代田図書館サービスプロデューサー
【テーマ】
「共読」で人と人をつなぐ
~本の街、神保町の未来とともに~
11月21日 20:00~21:30 オンラインZOOM
本誌11月号 24ページからの記事をPDFで公開中











































