【開催報告】11月読者交流会~神保町・出版業界・共読
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11月21日(金)のオンライン読者交流会は、坪内一さん(千代田区立千代田図書館サービスプロデューサー)をゲストにお迎えしました。
坪内さんは、11月号に「『共読』で人と人をつなぐ 『本の街』神保町の未来とともに」という記事を寄稿しています。
今回の読者交流会では、記事をさらに掘り下げた内容のプレゼンを行いました。
読者交流会『共読』で人と人をつなぐ 『本の街』神保町の未来とともに「共読」で人と人をつ
概 要
1. 神保町の現状と再開発について
神保町は700年以上の歴史を持つ伝統的な街。本の街として発展してきたが、現在は再開発が進み大きな変貌期にある。
2. 出版文化の危機と新しい取り組み
書店が減少。書店、図書館のどちらもない自治体が約15%になった。(日本図書館協会・日本書籍出版協会、2024年4月調査)
出版文化は、厳しい状況に置かれている
一方で、独立系書店、棚シェア型書店が登場したり、個人が自由に作れる小さな出版物、zine(ジン)が人気という新しい動きもある。
経済産業省は、2024年10月に書店振興プロジェクトチームを立ち上げた。
千代田図書館は、独自に書店、取次、出版社、マスコミなどを招いた「出版懇談会」を開催し、出版文化の維持・発展に向けた議論を重ねている。
3. 「共読」本で人をつなぐ取り組み
「共読」とは、自分が感動した本について話しあったりするワークショップ・講座。
坪内さんは、「共独(きょうどく)」の活動を図書館、福祉施設などで2015年より行っている。

<まとめ>
本との出会いは、人との出会い
読者同士の対話により、学び成長できる
人と人との関係が変われば、地域も変わる
坪内さんのプレゼンの後、参加者からさまざまなご意見が聞かれた。
終了後のアンケートでは、下記の感想が寄せられた。(回答から抜粋)
「街の歴史から今までの変遷を分かりやすく教えていただき、神保町が身近に感じられました」
「出版文化の危機に対して、色んな動き、試みがあることを知ることができました」
「共読の考え方は目からうろこでした。人をつなぐことで、もっと本の世界が広がる可能性を感じます」
「人と人のつながりの核として『本』をおくことは、いいことと感じました。「共読」の方法や目的も様々ありそうなので、どんな読書会があるのか知りたいと思いました」




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