イベント情報:山口達也さんが依存症を語る講演会@訓子府町公民館講堂(北海道常呂郡)
一般財団法人日本青年館
月刊誌「社会教育」
近藤編集長 メッセージ
『社会教育』編集長の近藤真司です。10月号の特集は2つあります。 まず、エリア(特定の地域)特集は栃木県の社会教育です。 総論として佐々木英和さん(宇都宮大学教授・放送大学客員教授)が「栃木県の社会教育の特徴と成果─サステナブルな「社会教育振興チーム」の強さ─」を寄稿しています。栃木県の社会教育のここ30年の社会教育の施策の展開を「『とちぎ教育振興ビジョン』→『とちぎ教育振興の基本理念』(ビジョンのメインテーマ:とちぎで ともに学び とちぎを ともにはぐくみ とちぎから ともに未来を開く)→『教育目標』『教育行政施策の方向性』『5か年に取り組む重点事業』→『行政施策としての展開』」という流れを示してします。栃木県の社会教育人材の育成システムの仕組みについて1991年度から2024年度の栃木県、茨城県の社会教育主事講習修了者数(茨城大学・宇都宮大学)と具体的な数字を示しています。県民性と文化・風土から読み解きます。 さらに、栃木県の社会教育行政に関わり、国立教育政策研究所社会教育実践研究センター社会教育調査官として活躍された上田裕司さん(文星芸術大学広報入試課長)が、「栃木県の社会教育行政の系譜〜教育改革下における“学社連携・融合から「ふれあい学習」への新たな展開”を中心に〜」を執筆しています。栃木県の特色である「ふれあい学習」と「ふれあい学習課」についてその政策理念について論述しています。 各論として、5つの事業があります。 1つ目は井上昌幸さん(栃木県立真岡工業高等学校長)が「全公立学校への社会教育主事有資格教員配置計画と地域連携教員制度」について紹介。 2つ目は大類竜矢さん(栃木市教育委員会事務局生涯学習課 課長補佐兼社会教育主事)が「とちぎ未来アシストネット事業の取組〜地域ぐるみで子どもたちの「生きる力」を育む教育システム〜」について紹介。 3つ目は大橋礼子さん(栃木県教育委員会事務局 上都賀教育事務所 副主幹兼ふれあい学習課長)が「教育事務所ふれあい学習課による支援〜市町社会教育行政・社会教育関係団体・学校等へのきめ細やかな支援体制〜」について紹介。 4つ目は平山 潤さん(栃木県教育委員会事務局生涯学習課 社会教育主事)が「「家庭教育オピニオンリーダー」の養成と「家庭教育支援プログラム」の活用」について紹介。 5つ目は山岸峻也さん(栃木県教育委員会事務局生涯学習課 生涯学習振興担当 社会教育主事が「学びに向かう子どもたちの育成を目指して〜「とちぎ子どもの未来創造大学」 10年の取組〜」について紹介。 と充実した内容になっています。栃木県の社会教育はこれだけではありませんが、その概要は、他の都道府県や市区町村に参考になるのではないでしょうか。 付け加えれば、連載のスポまち!長官表彰2023では、福田 富一さん(栃木県知事)が「『とちぎスポーツの活用による地域活性化推進戦略』に基づく新しいとちぎづくりの推進」を寄稿しています。 もうひとつの特集(テーマ特集)は青少年の活動動向です。 まず、瀬沼文彰さん(西武文理大学サービス経営学部 准教授)が「若者の情報コミュニケーションの捉え方(SNS等に関連して)」について論じています。テレビの視聴時間、スマホの利用時間、ショート動画、情報収集の視点から若者の行動を分析し、その背景に「タイパ」があり、メディア・リテラシー教育の充実を論じています。 次に友松由実さん(国立青少年教育振興機構子どもゆめ基金部課長補佐)が「国立青少年教育振興機構の事業から『子どもゆめ基金』について」事例2つをもとに解説しています。『子どもゆめ基金』の令和7年度の一次募集が10月1日から始まります。 また、(一財)日本青年館の若者支援事業「全国まちづくり若者サミット」の実行委員のみなさんが2024年の全国まちづくり若者サミットの振り返りとして行った座談会を紹介しています。大学生、青年団など多様な実行委員の若者の声や考え方を知るのにわかりやすい記事です。 付け加えて、(一財)日本青年館が作成した、全国まちづくり若者サミットの参加関係団体の活動を紹介する「わたしたちがかえる若者によるまちづくり実践事例集」について解説しています。 10月号の特別企画「社会教育法75周年を契機に「社会教育」の過去・現在・未来を考える(5)」は6月25日の中教審諮問「地域コミュニティの基盤を支える今後の社会教育の在り方と推進方策について」を武笠和夫さん(教育評論家)が論評しています。 前号に続き、諏訪玲子さん(シェアリング・ラーニング共同代表)の連載「まちの不思議おもしろ探究日記」テーマは「社会教育法をやいのやいのする」(2)です。「社会教育法の目次」「社会教育法の総則」「社会教育法第五章公民館」という視点から独自に社会教育法を読み解いていきます。 秋の学びのシーズンへ向けて、本誌提案の「オクトーバー・ラーニング2024」について「社会教育」編集部の新しいホームページを参照ください。学びの秋を味わい、楽しみましょう。
いろんな無料イベントを開催!下記カレンダーからも申し込みできます!
10月2日 キックオフ 社会教育×社会教育士 終了
10月5日 理論と練習方法を学ぶ オンライン歩き方講座 終了
10月10日 「はて?」と社会教育法をやいのやいのしよう!終了
10月15日 社会教育士の可能性を自由に語り合う場
10月26日 「日本も英語を公用語化すべきか」話し合ってみよう
10月31日 クロージング