社会的セーフティネットの構築
-アメリカ・フランス・イギリス・日本-
岩崎久美子 編著(放送大学教授)
2019年2月21日発行
A5判 208ページ
本体1500円+税 送料(お問い合わせください)
特色
本書は、アメリカ、フランス、イギリス、日本における子どもの貧困と教育の状況について述べた総論と、各国の非営利組織の事例から構成される。
本書に非営利組織の事例を多く収録したのは、国内外の調査により、今後の地域課題や社会課題への対応には、縦構造の組織形態ではなく、横構造の連携、つまり、行政などの公的セククー、企棠などの私的セククー、非営利組織などの社会的セククーのそれぞれが水平につながることが重要であり、また、その際、多様な担い手をつなぐハブ(中核)としては、社会的セククーが最も適していると感じたことが理由である。
加えて、地域課題や社会課題に対しきめが細かい効果的なセーフティネットを形成するには、該当する課題と達成目標の強みと特徴を把握した上での明確な役割分担、バートナーとなるぺき組織・団体をつなぐ中間支援組織の存任、などが不可欠であるとあらためて感じたこともある。
そのため、本書ではこれらの知見をもたらした訪問調査先である国内外の非営利組織の紹介に紙面を割いてある。
第1章 アメリカ
総綸:アメリカにおける子どもの貫困と教育
事例1:フェイシーズSF
事例2:カリフォルニアNPO協会
事例3:フリーモント・ファミリー・リソース・センター
事例4:スパークポイント
事例5:ティーチ・フォー・アメリカ
事例6:イーストペイアジア青少年センター
事例7:スマート・プログラム
事例8:ピア・ツー・ピア大学
事例9:NuVu
第2章 フランス
総論:子どもの貧困と教育をめぐるフランスの状況
事例1:フォーラム・デ・アソシアシオン
事例2:余暇・社会統合協会
事例3:地域文化・経済・社会協会
事例4:サンブロン
事例5:レゾリス
事例6:バスポート・アプニール(未来へのパスポート)
事例7:ATOカールモンド
事例8:オートゥイーユ職業訓練校
第3章 イギリス
総論: 就学前保育と教育
事例1::ランベス早期行動パートナーシップ
事例2:カーディナル・ヒューム・センター
事例3:子ども協会
事例4:ロンドン市長基金
事例5:ファミリー・アクション
第4章 日本
総論:子どもの貧困に関する政策の動向と課題
事例1:日本財団・子どもサポートブロジェクト
事例2:彩の国子ども・若者ネットワーク
事例3:TrueColors
事例4:チャイルド・リソース・センター
事例5:エデュケーションエーキューブ
事例6:子どもデザイン教室
事例7:おおさかこども多文化センター
事例8:豊島子どもWAKUWAKUネットワーク
事例9:暮らしづくりネットワーク北芝
事例10:グリーンコープ生活協同組合ふくおか・子ども支援オフィス
★購入希望の方は、ご連絡ください。
TEL 03-6452-9021 FAX 03-6452-9026
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